2006年6月29日木曜日

90日、3ヶ月。90余本。

3月の28日に1本目を荒編してから今夜で丸3ヶ月となつた。番外編2タイトルを入れ、96タイトルつないだことになる。春の盛りから初夏にかけて、3ヶ月もの間取り組みつづけることができたこと自体、奇蹟のようなものだとも言える。この時点では一銭にもならない試みだけど、ほとんど取り憑かれたような気分で没頭することができた。仕事をするようになって二十年近くになるが、こんな時間の使い方をしたのは、いやできたのははじめてのこと。東京の片隅で、ほとんど山籠りのような思いで3ヶ月を過ごせた。誰に感謝をするというわけでもないが、先へ進め、と誰かに背中を押されつづけてきたような奇妙な気分もある。たまった仕事にメドがついたら、“福島泰樹挽歌集”から端緒を切ってみようか。拠って立つ場所に、まずは敬意をこめて…。

2006年6月28日水曜日

No.94 only you 6.28

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撮影場所:上野公園
2002年4月撮影
音楽は東京星菫派音楽顧問菊池雅志の“月”を仮あて


撮影後、六本木“れん”で晩飯を食べていたら撮影部が続々顔を出した。
なつかしく盛り上がる。気分がいいので四年前の夜桜をつないでみた。
ドイツから戻ったばかりの有本と19日ぶりに会った。
この前会ったのはやはり“れん”の前の通りで
その夜は明日からドイツです、と言い走り去っていった。
長岡、明日からブルターニュロケ10日。

2006年6月27日火曜日

2006年6月26日月曜日

No.92 voices in forest 6.26

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撮影場所:玉原高原ブナ平
2006.6.21夏至撮影

●セミ/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/蝉
熱帯や亜熱帯の森林地帯に分布の中心を持つが、一部は冷帯の森林や草原に分布するものもいる。約3000種が知られており、テイオウゼミのような翅端までが130mmくらいの巨大なものから、イワサキクサゼミのように20mm程度のものまでいる。

日本の場合、成虫が出現するのはおもに夏だが、ハルゼミのように春に出現するもの、チョウセンケナガニイニイのように秋に出現するものもいる。数週間の成虫期間に太陽の下で精一杯生き、子孫を残し死んでいく姿は古来より感動と無常観を感じさせてやまない昆虫である。しかし幼虫として地下で生活する期間を含めると一生は3-17年(アブラゼミは4-5年)ほどと長く、短命どころか全体の寿命は昆虫類中上位である。

オス成虫の腹腔内には音を出す発音筋と発音膜、音を大きくする共鳴室、腹弁などの発音器官が発達し、鳴いてメスを呼ぶ。また、外敵に捕獲されたときにも鳴く。気管の拡大によって生じた共鳴室は腹部の大きな空間を占め、鳴き声の大きな中型種であるヒグラシやヒメハルゼミなどでは腹部を透かして見るとほとんど空洞に見えるほどである。いっぽう、メス成虫の腹腔内は大きな卵巣で満たされ、尾部には硬い産卵管が発達する。

鳴き声は種類によって大きく違い、種類を判別する有効な手がかりとなる。鳴く時間も種類によって異なり、クマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは1日中などである。夏の昆虫とはいえ真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、朝か夕方のほうが居場所が分かりやすい。

No.91 森の母 6.26

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撮影場所:玉原高原ブナ平
2006.6.21夏至撮影

ブナ属には、日本産のイヌブナのほか、ヨーロッパブナ、アメリカブナ、タイワンブナなど10種以上知られている。かつてヨーロッパ文明をはぐくみ、「森の母」と尊ばれたブナの広大な自然林も、今日では牧畜や農耕や植林のため、その大半が失われてしまった。(C)小学館

No.90 early in summer. 6.26

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撮影場所:玉原高原ブナ平
2006.6.21夏至撮影


●セミ/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/蝉
文芸
源氏物語空蝉の巻
俳句
閑さや 岩に染み入る蝉の声 (松尾芭蕉)
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音楽
『蝉の曲』(胡弓楽曲・箏曲) 名古屋、京都で活躍した盲人音楽家吉沢検校が天保頃作曲。馬場守信作詞。胡弓の本曲として有名な曲。蝉の声に寄せて、夏の終わりに恋の終わりを予感する心情をうたっている曲。手事 (てごと - 楽器だけの長い間奏部) では胡弓が蝉の声を描写する美しい部分がある。 吉沢検校は天才音楽家として評判が高く、そのため同僚の音楽家たちに妬まれた。尾張徳川家の雛の節句でのこの曲の演奏のおり、箏の伴奏を同僚たちに頼んだが誰も受けてくれない。仕方なく胡弓を独奏したが、それが大変に素晴らしく、並みいる人々みな感じ入ったという。
『ひぐらし』(尺八、胡弓、箏三重奏曲) 大正9年、宮城道雄作曲。秋近い夏の夕暮れ時、ヒグラシの声がひとしきり聴こえるうちに、夕闇が次第に迫ってくる感じを描写した曲。
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その他

イソップ童話の有名な「アリとキリギリス」の話は、本来の南欧である地中海沿岸のギリシアで編纂された原話では「アリとセミ」の話であった。セミは元来、熱帯系の昆虫で、日本より緯度が高いヨーロッパや北アメリカではセミの種類も少なく、小型で迫力がないので、知名度が低い。そのため、イギリスから北アメリカのジュウシチネンゼミ分布地に移民した人々がこのセミの成虫の大量出現に遭遇したとき、驚いた移民達はいったいどういう昆虫なのか理解できず、聖書を紐解き、旧約聖書の出エジプト記などに記された蝗害の記事にこの現象を当てはめ、本来の英語でセミを示す cicada ではなく、蝗を意味する locust の語を当てた。そのため、アメリカ英語ではセミを言い表すときに、 cicada と locust の両方の語を使う慣習が生じた。
明治維新の時、日本にやってきたヨーロッパ人はイタリアや南仏などの地中海沿岸地域出身者を除くとセミを知らないものが多く、「なぜ木が鳴くのか」と尋ねたものもいたという。現在でも、日本のドラマを欧米に出すとき、夏の場面ではセミの声を消して送るという。日本ではいかにも暑い盛りのBGMと感じられるが、あちらでは妙なノイズが乗っていると思われる場合が多いという。
新潟県ではセミの幼虫または、その抜け殻を特に「ワンザ」と呼び成虫と区別する。

No.89 春蝉しぐれ 6.26

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撮影場所:玉原高原ブナ平
2006.6.21夏至撮影

以下http://ja.wikipedia.org/wiki/蝉より引用
西日本と東日本、低地と山地、都市部と森林では生息するセミがちがう。また、南西諸島や小笠原諸島にはそれぞれ固有種が生息しており、日本本土のものと似ていても鳴き声などがちがう。全部で30種あまりが知られているが、チッチゼミCicadetta radiatorエゾチッチゼミCicadetta yezoensisクロイワゼミBaeturia kuroiwaeの3種はチッチゼミ亜科Tibicininae、それ以外はセミ亜科Cicadoidaeに属する。なお、鳴き声は文字で表現するのが難しく、同じ種類でも人によって聞きなしが異なることに注意。

ハルゼミ Terpnosia vacua
翅端まで3.5cmほどのセミで、マツ林にすむ。名のとおり成虫は4月中旬ころから入梅のころまでに発生する。ゆっくりと「ジーッ・ジーッ…」と鳴く。
ヒメハルゼミ Euterpnosia chibensis
翅端まで3.5cmほどのセミで、西日本の照葉樹林に分布する。オスは「ギーオ、ギーオ…」と鳴くが、集団で一斉に鳴く習性がある。
イワサキクサゼミ Mogannia minuta
翅端まで2cmほどしかなく、鳴くセミとしては日本最小。沖縄本島から八重山諸島にかけて分布する。成虫はサトウキビ畑やススキの茂みに発生し、4月ころには「ジー」と鳴き始める。サトウキビの害虫である。
ニイニイゼミ Platypleura kaempferi
翅端まで3-4cmほどの小型のセミ。翅と体は褐色のまだらもようで、からだにうすく粉を吹く。他のセミより一足早く、6月下旬には成虫が発生する。サクラの木に多い。ぬけがらは他のものより小さくて丸っこく、全身に泥をかぶっているので他の種類と区別できる。
ヒグラシ Tanna japonensis
翅端まで4.5-5cmほどで、ツクツクボウシよりすこし大きく、からだは茶色っぽい。ニイニイゼミと同じく6月下旬には鳴き始める。ヒノキやスギの林に生息し、朝夕の薄暗い時間帯に「カナカナカナ…」という高い美しい声で鳴く。なおこのセミの寄生虫としてセミヤドリガがあり、成虫の腹に綿くずに包まれたようなウジ虫型のガの幼虫が1匹~数匹くっついていることがある。
ツクツクボウシ Meimuna opalifera
翅端まで4.5cmほど。ヒグラシより小さく、からだは緑と黒のもようがある。ヒノキやクヌギ、カキ、アカメガシワなどいろいろな木に止まる。夏の終わりごろによく鳴くようになり、宿題に追われる子どもたちのBGMとなる。名前通りの「ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!…」という鳴き声はよく知られているが、鳴いているオスのそばで別のオスが「ジイイイイ!」という声を挙げていることもある。
ミンミンゼミ Oncotympana maculaticollis
翅端まで6cmほどで、アブラゼミと同じくらいの大きさ。体は緑と黒のしま模様で翅は透明。東日本では平地の森林に生息するが、西日本ではやや標高が高い山地に生息している。「ミーンミンミンミンミー…」という鳴き声はよく知られている。
エゾゼミ Tibicen japonicus
翅端まで7cmほどあり、クマゼミと同じくらい大型のセミ。木の幹に逆さまにとまる。鳴き声は「ギー」と聞こえる。エゾゼミはマツ、スギなどの林に生息するが、似ているコエゾゼミ Tibicen bihamatusやアカエゾゼミ Tibicen flammatusはブナ林に生息している。
アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata
翅端まで6cmほどある中型のセミ。ふつうセミの翅は透明だが、このセミは不透明な褐色である。特に集まる木はなくいろいろな木に止まり、都市公園などにもよく生息する。午後の日が傾きかけた時間帯によく鳴き、「ジジジジジ…」という鳴き声は夏の暑さを増幅するような響きがある。
クマゼミ Cryptotympana fucialis
翅端まで7cmほどもある大型のセミ。おもに西日本の平地に分布するが、近年は東日本でも分布を広げており、地球温暖化の影響ともいわれている。からだは黒く、頭部と胸部が幅広い。朝や雨上がりの日差しが強くなる時間帯に腹をふるわせながら「シャンシャンシャンシャン…」と大声で鳴く。