2010年5月6日木曜日

satoyamaイニシアティブ



5月1日の東京新聞にトトロの森の宮崎駿が
「半径300mに責任を」
というコメントを出していました。
今、庭先ですすめている「庭先里山」が集まると
小さな町の一角になる。

たぶんそれってR300。半径300mくらい?
このあたりまでが個人の手を出せる範囲であり
かつ手を出さなくてはいけない範囲ではないかと
トトロ宮崎は悲憤してます。
いまひとつピンとこないことの多い「生物多様性」も
視点1つで、案外見えてくるようにも思えました。
「多様性」、さてどうなっているのかと当たってみると
これがオモシロイ!!!
環境庁、スゴイ頑張りを見せていて感心させられました。
子どもでも理解できることを目ざしたホームページがあり
そこにこんなふうに書かれていました。

 
すべての「いきもの」
  の間にある「ちがい」

ひとことで「多様性」を現すと、こうなるそうです。
これは目からウロコだった。感動しちゃいました。
あたりまえで的を射るコトバ。ね、スゴイでしょ?
おれ、わかっちゃった気がしたもの。

「生物多様性」のこと。
これって多元文化主義だよね。

「生物」に「にんげん」が加われば
小学生でもわからざるをえない…
「お客さま目線」の大切さ、

こういうところにありますね。
さらに、子ども向けの短い案内の結語はというと

私たちにとって「生物多様性」について大切なのは、
これらの難しい言葉を覚えたり使ったりする事ではなくて、
私たちのくらしの中で、
 いきものの
 「ちがい(個性)」と  「つながり」を
 忘れないようにする事です

なんて書かれてる。涙です。「パパラギ」みたい。
みごとなまでににフラットな「お客さま=国民目線」。
役人も、やるなぁ。
トトロ宮崎の「R300」は、

これでしつかり「生物多様性」に直結。
環境省の仕掛けだろうけど、

非常に手が込んでいて感心させられました。
この流れの延長に大風呂敷(現状では)の

「satoyamaイニシアティブ」プロジェクトが。
http://satoyama-initiative.org/jp/
まだβ版だけど、

これからkey wordになっていきそうな気配あり。