2010年11月27日土曜日

まず、パーフェクト。そば屋で、配る。

4日前にいきなり決まった紅葉狩り、ぶじ落着。冬の夕日としては、まず最高のシーンをゲットできた。真っ暗な久留里街道をくるりくるりと曲りながら帰路に。途中目に入ったやけに暗い行灯の飾られたそば屋に寄った。地元の自然薯が自慢というとろろそばと精進揚げを注文。日没後に食べた、今日はじめてのまともな食事だった。西村、有本が加わった短い晩飯は、腹に染みた。新蕎麦、この秋初。あいまに相馬さんから近くのコンビニでコピーしてもらった一倉さんから昨夜届いたscriptver.2を全スタッフに配る。一週間後のロケハンを決めた。帰りに海ほたるで合流。東京の灯をみんなで一望し、別れた。いま、素材を待っている。今夜中に、あの夕日だけでも確かめておきたい。

2010年11月26日金曜日

切所。のぞむところだ。11.26夜

すべての準備を終え、
とはいえあちこちにメールを飛ばし続けただけだが。
ほっとして明日朝5時起きにそなえ
小説を読むか、ドラマを観るか迷っていたら
いちくらさんからメール。
ver.2。


予想していた通り、
いや予想をはるかにこえて
すばらしい台本だった。


望んだことではあるが
ハードルが一気に上がった感じで
正直、戦慄。


ま、行くしかない。よな。
おれの力が、ほんとうに問われる
切所の初日、となった。


ササヤンカをつないだ、というのは
たぶんこのことを予感していた、のだ。



亀山湖資料/11.25長岡から

> From: 長岡オフィス
> Date: Wed, 24 Nov 2010 12:55:05 +0900
> To: 益子自宅
> Cc: 鈴木修二さん ,倉持さん,渡辺オフィス , 相馬広志 
> Subject: 秋の亀山湖
> http://www.mmjp.or.jp/kameyama-no-sato/
> 東京都内から1時間30分で行けます。
> 陸上からの撮影ポイントは少なく、
>ボート上からの撮影になりますが、
> 湖面が鏡面状態になったときは
>素晴らしい映りこみが撮影できそうです。
> もともと渓谷だった場所をダム湖にしたため
>水没した立ち木や
> 添付写真にあるような巨大トンネルや
>滝などもあります。(トンネルや滝
> はボートでしか行けません)
        > 撮影部



 

明日の紅葉狩りについて11.26夕





> From: 長岡オフィス 
> Date: Fri, 26 Nov 2010 17:13:14 
> To: 湯治部07
> Subject: [tojibu3:02493] 亀山湖周辺MAP
> 亀山湖周辺MAPです。
> 地図上2-E、3-Eの猪ノ川、黒滝あたりは
> 車道が川と並行して通っているし、地上撮影ポイントとして
> 良い場所があるかもしれませんね
> 撮影部




> From: 益子オフィス
> Date: Fri, 26 Nov 2010 17:13:32 
> To: 湯治部07 
> Subject: [tojibu3:02494] 明日の紅葉狩りチームへ
> 明日の君津亀山湖周辺は、終日晴れと、確認。
> まず、問題ないでしょう。
> 三年前の京都紅葉狩りの成功のように
> 明日の成功と、湖に落ちないことを祈りつつ。
> 成功ケーススタディとして三年前のメールを下に


>> From: 渡辺オフィス
>> Date: Thu, 29 Nov 2007 20:06:06 
>> To: 東京星菫派 
>> Subject: [digital-japanesque:00037] 京都ロケについて
>> 
>> メディアサーカスの渡辺です。
>> 
>> 明日から京都の紅葉撮影に出発します。
>> 出発は車移動組と新幹線移動組になります。
>> 新幹線移動組は「のぞみ17号」で京都まで移動し
>> 京都でレンタカーを借ります。
>> 
>> のぞみ17号は
>> 東京発 9時50分
>>  鈴木修二さんと杉田利夫さん(15号車2番
>> DとE)
>> 品川発 9時58分
>> 益子透さん(15号車18番D)
>> 新横浜発 10時10分
>> 倉持正美さん(15号車18番E)
>> になります。
>> 京都着は12時11分です。
>> 
>> 車移動組はTSP撮影部を出発し7時渋谷で渡辺と合流し
>> 京都に向かいます。
>> 
>> 京都での合流は13時30分位をめどに
>> 渡月橋周辺で集合になります。
>> よろしくお願いします。
>> 
>> 追伸:現地はかなり寒くなっていると思いますので
>> 防寒の用意は各自でお願いします。
>> 撮影許可関係がとれていませんのでその場対応になります。
>> 
>> グミの小山さんにご相談をしたのですが、
>> お寺の中に入らないなら大きな問題はないかもしれないが
>> その場での許可はどうだろうかとの話でした。
>> 比較的撮影のしやすいところとして、
>> 鴨川沿い
>> 哲学の道
>> 嵐山
>> 大原
>> 宇治
>> 岩倉の宝ヶ池
>> あたりは撮影しやすいのではないかというアドバイスを
>> 頂きました。
>> 全力でその場対応しますので
>> スタッフのみなさんご協力お願いします。




2010年11月25日木曜日

27日用ホットワイン第2弾【未来ササヤンカ村へ】11.25夕

 From: 益子自宅
Date: Thu, 25 Nov 2010 19:00:13
To: 夢工場ml東京WG, 湯治部07
Subject: [yumekoujou:03241] 27日湖上ロケチームへ


ハローグッド・バイ番外篇その2「未来ササヤンカ村へ」
http://www.youtube.com/watch?v=sQ04wDPPKOM

明後日の湖上終日ロケは
ほんとに寒くなりそうなので
暖をとるためにもう一本追加しておきます。

                                                                 2010.11.25夕 T.M

すべての人々のこころに「踏み出せ」と告げている

From: 益子自宅
Date: Thu, 25 Nov 2010 01:47:23
To: 湯治部07
Subject: 撮影スタッフ諸君。では、行くぜ



ハローグッド・バイ番外篇11 .25
http://www.youtube.com/watch?v=JJmqdSNn3SI


撮影チームのみなさん

小雪。
いよいよ冬の撮影がスタートします。
兵庫、北陸、東北でのロケとは別に、
お話していた「灯ともしごろ」
つまり「あっ、家にかえりたい」とモノゴコロがつく
誰の人生にもあるスィートタイムの
撮影にとりかかることになります。

湯治部は、発足?いらい
「夕ぐれ」を気まぐれに撮ってきましたが
その集大成ともいえる冬の夕暮れに、挑みます。

いくつかの夕暮れシーンは
みなさんと撮ってきた素材を使いますが
ここ数週間の、冬ならではの凛とした空気にみちた
胸の底まで染み入るような夕景シーンを
どれだけ手に入れられるか、昂ぶっています。

どこで何をどう撮るか
どんなシーンがぼくたちの胸に

「あっ、帰りたい」というコトバを 
呼び起こすことになるのか

27日の亀山湖ロケの湖上のボートで
暮れていく秋を惜しみつつ策を練りたい。

酷寒の一日となるでしょうから
せめて今のうちに暖をとってもらいたく
ハロー、グッド・バイシリーズの番外篇をつくりました。

たぶん、帰りたいと思う、その場所は
栗駒村の詩人佐々木洋一がうたう
「未来ササヤンカ村」に、あるはず。
佐々木が描く、ポッポイの汽車に乗って行った
その先にある「家」。
このあいだから仮あてしてきた手嶌葵の
「家族の風景byサリーガーデン」が聴こえてくる、
  
その場所。
そこに帰っていくための、道しるべとなるはずの夕暮れ。

どう、こころおどるでしょ?
いよいよ、いくよ。
いっきに、攻めるよ。

あざやかな端緒を切るために
あえて最初の撮影を
冬の湖上の終日スタンバイとします。
たまびえから、はじめたい(笑)。

で、景気づけのホットワインをご提供。
摂氏40℃近い夏の、わきあがる夏雲と
日本の原風景のようなやさしくおだやかな夕暮れ。

若草山の、あの、夕の時間に
佐々木洋一の未来ササヤンカ村をあててみた。
手もとのボジョレーヌーボーをやりながら
明日と明後日の二日間、
こころと身体をあたため、そして
おもうぞんぷん昂ぶらせておいていただきたい。

では27日土曜日朝6時30分
東京駅オアゾ前のいつもの場所で再見。

2010.11.25 未明 T.M


2010年11月24日水曜日

記憶と記録11.24夕



> From: 益子自宅 
> Date: Wed, 24 Nov 2010 15:57:54 
> To: 湯治部各位
> Subject: 堪能させていただきました!
> と、原さんからのメールが今朝。
> 16日から19日までの4日連続の撮影
> 雪以外のすべての天気を体験した
> 湯治部らしい4日間となりましたが
> じぶんたちがおもしろがれて
> クライアントも喜んでくれた
> というまことに
> 勤労感謝の日にピリオッドを打つにふさわしい
> 1週間になりました。
> いつものみなさんの「強運」に加え
> この4日間は、相馬さんへのエールでもありました。
> 相馬さんの携帯メールを受け取って10分後に
> 夢工場で撮影中のみなさんに電話。
> 最初に伝えたのは
> 撮影がうまくいっていると
> 大はしゃぎしている田中部長。
> その瞬間、彼は、コトバを失った。
> 田中さんの絶句で、ぼくの中の何かが変わった。
> 電話を切って、しばらく動けなかった。
> 次の17日。
> 氷雨の中で、撮了し撤収中に
> 原さんが
> 「相馬さんのためにも最高の映像を撮りましょうね」
> とつぶやいた。原さんは3日前から
> 熱と咳とノドの痛みでひどい状態だった。
> うるんだような目でそう言われたとき
> 仕事も、続けていると悪かねえな、
> と涙がこぼれそうになった。
> で、結果は、ご覧のとおり。
> いつものようでも
> いつも以上でもある湯治部スタイルで終始。
> 広告という請負仕事の性格上
> 依頼主は、「とのさま」であります。
> その殿様が「あっぱれであった」と褒めてくれた。
> 厳密には、「とのさま」ではなく「おひめさま」だけど。
> この原さんのメールを、今回は相馬さんに捧げたい。
> 湯治部からの弔辞、献杯と、したい。
> 彼の意思でなぐさめに行くことはかなわなかったけど
> その口惜しさと哀しみに、献杯します。
> みなさんも
> それぞれの時間の長さとかかわりの濃淡にあわせ
> 献杯をたのみます。
> ぼくはきのう、コンビニで買っといた
> ボジョレーヌーボーで献杯しました。
> PS
> 原さんが「スーパーそうまムービー」
>の話しを19日にぽつんと。
> 渡辺と探したけどどこに載せたのか、
>しまってあるのか現時点で不明。
> もし、だれか保存してあったり、
>ウェブアドレスがわかったら
> ぜひマシコまでご一報を。
>> From: 原さん自宅 
>> Date: Wed, 24 Nov 2010 07:17:23 
>> To: 益子自宅 
>> Subject: Re: もう、小雪、ですね。 
>> 
>> ましこさま
>> 
>> 佐野編A/B、四季編、Over the rainbow篇、
>堪能させていただきました!
>> うーん、そのまま皆に見てもらいたいほどいいですね。
>> 夢のような時間。
>> 
>> 私は昨日まで養生し、
>なんとか風邪をやっつけた感じです。
>> 今日からまた寒く。
>> 益子さんも気をつけて下さいね。
>> 
>> From: "相馬携帯" 
>> Date: Fri, 19 Nov 2010 20:18 
>> To: 益子携帯
>> Subject: 無題
>> 
>> 田舎の菩堤寺で葬儀を終え戻ってきました。
>> 亡くなった上さんと向き合っていようと決めたので連絡
>> しませんでした。すいませんでした。
>> 失ったものの大きさを改めて知り悔し涙を流しました。
>> 同時に人の気持の暖かさも知りました。
>> なんどもなんどめ激励の言葉をかけていただき、
>> 撮影の戦果を報告してもらって嬉しい涙も流しました。
>> この気持は心の底に大切にしまって置こうと思います。
>> ありがとうございました。


想いをこめて。第四夜は、立冬十三夜【昼の月】





【月series】vol.4は

立冬の十三夜、昼の月




昨22日昼過ぎ

1週間ぶりで電話を受け入れてくれた。

声は力強く、いつもの彼と同じだった。

はやく復帰しろよと言うとわかりましたと短く。

電話を切ってから

お悔やみを伝えていなかったことに気づいた。

彼に、状態を告げられたのが一カ月あまり前。

もうまわりに伝えるべきだと話したのが十日あまり前。


仕事が助けや救いになるとは

まったく思わないけど

まぎらしてやれたらと、

それだけを今はおもう。


一週間。

おれにとっても激動、ではあった。

この時間を記しておくために

18日に撮った十三夜昼の月を第四夜とする。

彼が

妻と告別した日の月であることを

あらためて書いておきたい。


ひとは想いによって生き

想いによって泣き

想いによって笑い

想いによって死に


そしてまた想いによって

再び生きていく

おれはそう思う。そう思いたい。






2010年11月23日火曜日

もう、小雪、ですね。11.23夕




16日に撮った夢工場の秋景色とイルミネーションに
18日に佐野で撮った昼の十三夜月
19日に志木で撮った宵の十四夜月を重ねました。

勤労感謝の日/秋の収穫の日々を祝い、みなさまへ。


その夢の彼方に。11 .23



小雪 (しょうせつ) 11/22頃から2週間
太陽視黄経 240 度
冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。
木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。
/暦のページより