月見をなつかしんでいたら、
たった今、利根川の向こうから
出動の命、あり。
およそ30分。
携帯の電源を気にしながら
熱弁を聴いた。
こんなふうにして
あれもこれも始まっていったのだと
消息をふり返りつつひとり祝杯。
忘れないように、メモを残す。
2010.9.3 夜8:40
digital_Japanesque連絡用。 ●ある感想から 「わたしに愛おしい古里があって その冬の白さや 夜闇の月光や 夏の緑や風や 命の水を あんな風に 美しく 幽玄に 残してくれる人がいることを知ったら うれしくてきっと涙が止まらないでしょう ほんとうに ほんとうに 素晴らしいです 改めて Japanesque・・一日も早く 待ってる人達のもとに とどけられますように」 4/12/2007 3:45 午前匿名希望
2010年9月3日金曜日
睡蓮と満月
撮影部のミニビオトープで
睡蓮が咲いたと知らせあり。
花が咲いたら、見に行くから
教えて欲しいと伝えていたけど
あまりの暑さに反古。
かわりというわけではないけど
地震の実験を撮った9月11日に
多摩川でゲットした
あの鳥が♪のように見えていた東京満月を
いそいでつないでYouTubeにアップしました。
睡蓮と満月。
…ということで。
> From: 益子オフィス
> Date: Thu, 11 Sep 2003 23:14:33
> To:
> Subject: [tojibu3:00425] 乾杯
>
> 鹿島技術研究所で
> 地震実験撮影が終わったのが日暮れすこし前。
> 韋駄天走りで多摩川へ。
> いちばん近い土手に駈け上がり、
> 雲隠れした中秋の夕焼けを狙う。
> 日が落ちて月の出を前に撮影場所をどこにするか迷う。
> 渡辺が対岸に渡りましょう、とひとこと。
> 一年あまり月を追いかけた渡辺に乗ろう、と押す。
>
> 即座に移動。
> 橋を渡る寸前までは上流を考えていた。
> そのとき渡辺が月の出方向の下流手前に
> 煌々と照る照明灯を見つけた。
> あの光源を越えましょう、
> と言うなり下流に沿ってハンドルを切る。
> 暗い土手を数百メートル走ったあたりで
> 真っ正面、河口の方に赤い巨大な半球が見えた。
>
> 息を飲んだ。
> そのまま近づく。
> 満月。
> 燃える赤。
>
> 切れ込みを見つけ土手を降りる。
> 撮影部が間を置かず到着。
> 1分もかからずにキャメラをセッティング。
> 多摩川の河口から赤い巨大な月が昇っている。
> 川面から月が昇っていくように見える。
> 2003年の中秋の夕日のような満月である。
>
> キャメラはデジタルHD-F900 。
> 撮影は倉持キャメラマン。
> 赤い月。赤い雲。赤い水の夜。
> 夕暮れまでアブラゼミが鳴いていた。
> 夜になって鈴虫とコオロギ。
> そして遠雷。
>
> 月を撮り、川風に吹かれながら
> 渡辺と夏苅が仕入れてきたモスバーガーを喰らう。
> この夏、いちばんうまい食い物だったと思う。
>
> スタッフに別れを告げ、
> 真っ暗な多摩堤をさらに河口へと向かいながら
> 渡辺と沙羅さんのことを話した。
>
> 部屋に戻り裸になるとシャツに塩が浮いていた。
> 冷房のない実験場で8台のキャメラを回し、
> 神戸級の地震動を朝から撮った。
> 一睡もせずに出かけたので朝から汗にまみれた。
> ときどき空を眺めながら、
> このままいけばみごとな月が撮れるはず…と
> たかぶる気持ちだけが睡魔を退けたのだ。
>
>
> 疲れたが、爽快でもある。
> 高揚がまだ続いている。
> このまま撮影部を引き連れて
> 熊野でも九州でも向かいたいほどだ。
> もうみんな眠りについただろうけど。
>
>
> 総勢11人の月見団のみなさん
> ひとつ祝杯をあげようではありませんか。
>
> 願えば叶う。
> こともある。
>
> 正調2003中秋の名月に
2010年9月2日木曜日
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