2006年4月29日土曜日

中断。

28日だけで会津を6本つないだ。
DVDに焼きモニターで再生しながら
もういいかなと思った。
アタマとカラダが空っぽになっていることに
唐突に気づかされた。

なんだか遺言を書いているような
奇妙な思いにとらわれた。

ヒートアップし過ぎたのか
あのエピローグをあてるのが早過ぎたのか
二度くりかえし見ているうちに
脱力していった。

このままだと
生きていることに
終止符を打ちたくなる
そんな気分になってしまったので
あれもこれも、しばし中断したい。

一日中
シューベルトのセレナーデをかけながら
うちこんでいた。
いまは、ちあきなおみの「ダンチョネ節」を聴いている。

             2006.4.29未明 TM

NO.30 光満ちてよ

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‘06.4.28荒編 no.06/30
place;南会津舘岩村
1991年“光の日本”エピローグより仮あて

30タイトルの大台?にのったので
褒美のつもりで“光の日本”の福島さん絶叫をあてた。
三上さんのこと、賢明さんのこと、吉田さんのこと
TSP地下のドアまで見送ったら去り際に
“俺ならあんなプロデューサーぶん殴ったよ”
と笑いながら奥さんとの待ち合わせに向った
福島さんのこと…

アナログではじめた試みをいつかデジタルで
とらえなおしたいと夢想してから十余年。

荒編トライアルも30タイトルとなり
もうすこし先にいくために
カンフルを打ちたくなった。

それが、わが“光の日本”エピローグ。
千倉で撮った夕日に福島さんの絶叫を合わせ
こんな世界を創ってみたいと
倉持さんたちに見せたのは小石川のオフィスだった。

ちよっとセンチメンタルになっている。かな。

2006年4月28日金曜日

NO.29  青幻

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‘06.4.28荒編 no.06/29
place;南会津舘岩村水引
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて

NO.28 Japanesque

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‘06.4.28荒編 no.06/28
place;南会津舘岩村水引
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて

NO.27  飛白

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‘06.4.28荒編 no.06/27
place;南会津舘岩村前沢曲り家集落、高杖高原
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて

NO.26  流白

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‘06.4.28荒編 no.06/26
place;南会津伊南川
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて

NO.25  冬白 

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‘06.4.28荒編 no.06/25
place;会津西街道不動滝

2006年4月27日木曜日

おたのしみはこれからだ。

三上さんたちに公言した2ダースのベーシックづくりは終わったけど
まだまだ乾いているので、もうすこし遊ぶことにした。
犬吠埼の春、館岩の冬、東京の秋、月のうつろい…
ベーシックに俯瞰しておきたい素材が、まだまだ残っている。


んなわけで、2ダースのつもりだったけど
さらに2ダース積み重ねたい。
計48タイトルのベーシック。
なんだか体位の話みたいではあるが…

ま、おたのしみということで。

    2006.4.27 TM

第24弾荒編 黄経135度。立秋

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006.4.26荒編 no.06/24
place;舘岩村湯の花周辺
digitalHD-F900テスト撮影素材 
荒編中に繰り返し聴いていたのは
Dick HaymesのアルバムMoondreams。


けっきょく、眠らずにつないだ。
古河で長岡や古川たちと過ごしたことが
いいサプリになったようだ。
24タイトル目は
考えた末、HD900テスト素材から絞り出す。
もう使い尽くしたなと今朝は思ったが
夏の盛りに撮った緑陰を
立秋に見立てた。
暦のページhttp://koyomi.vis.ne.jp/mainindex.htm
には以下の記述あり。これをタイトルとした。

立秋 (りっしゅう) 8/8頃
七月節 八節
太陽視黄経 135 度
初めて秋の気立つがゆへなれば也(暦便覧)
この日から立冬の前日までが秋。一年で一番暑い頃であるが、
一番暑いと言うことはあとは涼しくなるばかり。
暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い。

2006年4月26日水曜日

第23弾荒編 朝な夕なに '06.23

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2006.4.26荒編 no.06/23
place;舘岩村
digitalHD-F900テスト撮影素材 

朝▷夕▷月とつないだが、撮影は夕▷月▷朝の順


※湯治部blogがエラーのため、荒編ムービーがupできず。
たぶん明日には回復すると思うので、また見てね。くやじい

第22弾荒編 薫風 '06/22

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2006.4.26荒編 no.06/22
place;岩手県小岩井
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“水の日本”から仮あて

第21弾荒編 月光 '06/21

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2006.4.25荒編 no.06/21
place;舘岩村湯の花四つ地蔵
digitalHD-F900テスト撮影素材 
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“光の日本”から仮あて
本番は2006版“のちのおもいに”を予定。
福島泰樹の短歌絶叫バージョンとする。

 ●2001.8.5夜のメモから++++++++++++++++++++++

   迷いを捨てて飯を食べ、月を撮りに向かってよかった。

   西表島で体験した星空いらいの満天の星を見た。   
   流れる星も二つ、見た。
   それから雲が星を覆った。
   舘岩村の湯の花温泉の奥にある四つ地蔵という   
   山に囲まれた暗やみで、客を放り出して   
   月の出をともに愉しみに来た旅館の人たちと
   待つことさらに一時間。   
   あきらめかけて、帰るか、と言おうとした直後、
   雲が切れた。

   出たんだよ。「光り輝く満月」が。
   村人とスタッフたちがいっせいに歓声をあげ、拍手した。   
   山の稜線を染めた月光に向かって全員が拍手をした。   
   なんだか月光教団にでもなったような気にさせられた。   
   踊りの好きなタヌキでもあるまいに月に向かって拍手だよ。

   やるもんだろ。
   さ、褒めてもらいましょうか。

第20弾荒編 夏の風韻 '06/20

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2006.4.25荒編 no.06/20
place;岩手小岩井の薄暮/福島館岩湯の花の月の出
月の出に菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“:月光”を仮あて

2006年4月24日月曜日

第19弾荒編 ひなたみず '06/19

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2006.4.24荒編 no.06/19
place;舘岩村湯の花/前沢曲がり家集落
digitalHD-F900テスト撮影素材 

正しくは夏のひざしに温められたぬるい水を言うが
ここでは“ひざかり”として仮題とした。


  

第18弾荒編 ながれ '06/18

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2006.4.24荒編 no.06/18
place;塩原不動滝/舘岩村湯の花
digitalHD-F900テスト撮影素材 
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“光の日本”から2曲を仮あて

2006年4月23日日曜日

第17弾荒編 Serenade '06/17

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2006.4.23荒編 no.06/17
place;舘岩村湯の花

digitalHD-F900テスト撮影素材 2001.8.5満月
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“紫苑”から
「月光」「月の谷」の2曲を仮あてし
月光、解禁とする。4年と8ヶ月が過ぎた。


2001年8月のウエブメモからロケ前後を引用*******************************

●2001 08/02 22:12 呼べど応えぬ人はありたり

ぶらぶらと散歩。駅ビルのvirginに行く。ブラジル、レゲエ、古いもの、適当に10枚ばかり買って帰った。ほんとうは探したかった一枚があったのだが、「革命の歌を集めた静かで美しいアルバム」だけではレジの女の人に探してもらいようもなく、その人の細い美しい指の動きに見とれていた。10枚あったからたっぷりと眺められ、得をした気分になったが、顔が合って赤らめさせてしまったのはちょっとな。これでしばらくはあの店で買いにくくなった。むかしよく行ったコーヒー店に寄って、数カ国語のホステスたちのおしゃべりを耳にしながらライナーノートを読んだ。
ネットで5日の福島ロケの候補地を探すか。大印刷展の資料を読み始めるか、木の家にちなんだ話でも読むか、それともまた「近松心中」の世界にふけるか、眠気はあるが眠る気にもなれない。待っている動きは一切なし。あっちもこっちも、まるで黙殺されているようで奇妙だ。放り出せ、そういうことなのか。わからねえ。

 かなしみは葉月八月刀(たち)を振りばんらばらんと骨を鳴らすも

 呼べど応えぬ人はありたり夕風のさわさわとして咽喉(のみど)もえるを

      《晩秋挽歌》福島泰樹 より

福島さんに会いにいこうか。



●2001 08/07 17:55 成就せり。

舘岩村の暗やみで満月撮影作戦を成功させている間に、ひと動きあったたようだ。今夕、オフィスの留守電に二件の時間いっぱいのメッセージ。連絡をとり伝言役と話す。ひとまず思いは届いたことを確認。H問題の所在についても言質をとれた。これで破魔矢は届いた。
昨日、舘岩村の水引神社の扉を押し開いたときに、置かれていた古い弓と破魔矢を手に取り、むじな森の方角に狙いをつけた。御利益はさっそくあったようだ。亡き五十嵐の苦笑いが見える。あの満月の月光の異常さは夢じゃなかった。


●2001 08/08 12:32 Black eyed Susan

ロケの最後に南郷村で夕空を撮っていたときに見つけた黄色い花の名を夏苅さんが調べてくれた。学名はつまらんが、俗にBlack eyed Susanと呼ばれているとか。10年前のレガシー東北ロケで八幡平の松尾銅山跡地の廃坑近くで撮影したものと同じ花。昼の光ではなく落ちる寸前の夕日によく映える花だった。こんども同様に夕方。ちよっと不思議な魅力を備えている。朝の紫露草と夕のBlack eyed Susan。なかなかのものである。

第16弾荒編 夏の輪郭 '06/16

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2006.4.23荒編 no.06/16
place;岩手小岩井/福島館岩

昨日、渡辺が福島さん宅にうかがい
“のちのおもいに”ほかライブ原稿のコピーを預かってきた。
エッジが見えはじめたのを記念してというわけでもないが
“夏の輪郭”と名づけた一本をつないだ。
素材は主に館岩ロール。
デジタルHDF900カメラをテストした2001年8月5日と6日の
記念すべきアーカイブ第1弾。
万感の想いをこめながら、館岩ロールに手を付けた。