2010年9月3日金曜日

睡蓮と満月




撮影部のミニビオトープで
睡蓮が咲いたと知らせあり。
花が咲いたら、見に行くから
教えて欲しいと伝えていたけど
あまりの暑さに反古。
かわりというわけではないけど
地震の実験を撮った9月11日に
多摩川でゲットした
あの鳥が♪のように見えていた東京満月を
いそいでつないでYouTubeにアップしました。
睡蓮と満月。
…ということで。







> From: 益子オフィス 
> Date: Thu, 11 Sep 2003 23:14:33 
> To:
> Subject: [tojibu3:00425] 乾杯
>  
> 鹿島技術研究所で
> 地震実験撮影が終わったのが日暮れすこし前。
> 韋駄天走りで多摩川へ。
> いちばん近い土手に駈け上がり、
> 雲隠れした中秋の夕焼けを狙う。
> 日が落ちて月の出を前に撮影場所をどこにするか迷う。
> 渡辺が対岸に渡りましょう、とひとこと。
> 一年あまり月を追いかけた渡辺に乗ろう、と押す。
> 
> 即座に移動。
> 橋を渡る寸前までは上流を考えていた。
> そのとき渡辺が月の出方向の下流手前に
> 煌々と照る照明灯を見つけた。
> あの光源を越えましょう、
> と言うなり下流に沿ってハンドルを切る。
> 暗い土手を数百メートル走ったあたりで
> 真っ正面、河口の方に赤い巨大な半球が見えた。
> 
> 息を飲んだ。
> そのまま近づく。
> 満月。
> 燃える赤。
> 
> 切れ込みを見つけ土手を降りる。
> 撮影部が間を置かず到着。
> 1分もかからずにキャメラをセッティング。
> 多摩川の河口から赤い巨大な月が昇っている。
> 川面から月が昇っていくように見える。
> 2003年の中秋の夕日のような満月である。
> 
> キャメラはデジタルHD-F900 。
> 撮影は倉持キャメラマン。
> 赤い月。赤い雲。赤い水の夜。
> 夕暮れまでアブラゼミが鳴いていた。
> 夜になって鈴虫とコオロギ。
> そして遠雷。
> 
> 月を撮り、川風に吹かれながら
> 渡辺と夏苅が仕入れてきたモスバーガーを喰らう。
> この夏、いちばんうまい食い物だったと思う。
> 
> スタッフに別れを告げ、
> 真っ暗な多摩堤をさらに河口へと向かいながら
> 渡辺と沙羅さんのことを話した。
> 
> 部屋に戻り裸になるとシャツに塩が浮いていた。
> 冷房のない実験場で8台のキャメラを回し、
> 神戸級の地震動を朝から撮った。
> 一睡もせずに出かけたので朝から汗にまみれた。
> ときどき空を眺めながら、
> このままいけばみごとな月が撮れるはず…と
> たかぶる気持ちだけが睡魔を退けたのだ。
> 
> 
> 疲れたが、爽快でもある。
> 高揚がまだ続いている。
> このまま撮影部を引き連れて
> 熊野でも九州でも向かいたいほどだ。
> もうみんな眠りについただろうけど。
> 
> 
> 総勢11人の月見団のみなさん
> ひとつ祝杯をあげようではありませんか。
> 
> 願えば叶う。
> こともある。
> 
> 正調2003中秋の名月に

2010年9月2日木曜日

あついけど、月が恋しい。



日が落ちると空の蒼さと高さが際だつ。
36℃もありながら秋の虫も鳴いている。
風に揺れるすすき。アザミ。萩。
冴え冴えとした月をながめひと息ついてみたいじゃないか。
ね?

もう9月。



いつまでもあんまりあついので…




2010年5月27日木曜日

これもまた、Japanesque



2010.5.26朝 仙台南の庭先にて
この日、現地の予報は大雨洪水警報/強風波浪警報/雷雨注意報
さらに現場で降雨マシーンをセット。
カエルも喜んだことだろう。

2010年5月10日月曜日

sunset混乱

はずみがわりに、sunsetに手をつけてみたけど
時系列など未整理で大混乱。トホホなのである。

2010年5月6日木曜日

satoyamaイニシアティブ



5月1日の東京新聞にトトロの森の宮崎駿が
「半径300mに責任を」
というコメントを出していました。
今、庭先ですすめている「庭先里山」が集まると
小さな町の一角になる。

たぶんそれってR300。半径300mくらい?
このあたりまでが個人の手を出せる範囲であり
かつ手を出さなくてはいけない範囲ではないかと
トトロ宮崎は悲憤してます。
いまひとつピンとこないことの多い「生物多様性」も
視点1つで、案外見えてくるようにも思えました。
「多様性」、さてどうなっているのかと当たってみると
これがオモシロイ!!!
環境庁、スゴイ頑張りを見せていて感心させられました。
子どもでも理解できることを目ざしたホームページがあり
そこにこんなふうに書かれていました。

 
すべての「いきもの」
  の間にある「ちがい」

ひとことで「多様性」を現すと、こうなるそうです。
これは目からウロコだった。感動しちゃいました。
あたりまえで的を射るコトバ。ね、スゴイでしょ?
おれ、わかっちゃった気がしたもの。

「生物多様性」のこと。
これって多元文化主義だよね。

「生物」に「にんげん」が加われば
小学生でもわからざるをえない…
「お客さま目線」の大切さ、

こういうところにありますね。
さらに、子ども向けの短い案内の結語はというと

私たちにとって「生物多様性」について大切なのは、
これらの難しい言葉を覚えたり使ったりする事ではなくて、
私たちのくらしの中で、
 いきものの
 「ちがい(個性)」と  「つながり」を
 忘れないようにする事です

なんて書かれてる。涙です。「パパラギ」みたい。
みごとなまでににフラットな「お客さま=国民目線」。
役人も、やるなぁ。
トトロ宮崎の「R300」は、

これでしつかり「生物多様性」に直結。
環境省の仕掛けだろうけど、

非常に手が込んでいて感心させられました。
この流れの延長に大風呂敷(現状では)の

「satoyamaイニシアティブ」プロジェクトが。
http://satoyama-initiative.org/jp/
まだβ版だけど、

これからkey wordになっていきそうな気配あり。

2010年4月30日金曜日

十六夜月。その月光の強さに魅せられた。




15分ほど前。タバコを買いに出たら、まぶしい月明かりに目を奪われた。
15.12夜の立待ち月。街灯と変わりない強い月光を、東京で見られるとは。
春はあけぼの…というけど、春の夜のそぞろ歩きも格別。

2010年4月27日火曜日

クオレ物語? 閑話休題


> From: "T.M携帯"
> Date: Fri, 15 Jun 2007 11:41:01 +0900 (JST)
> To: 湯治部07
> Subject: [tojibu3:00404] 2NDshot
>
> ショットは明神池の雑木林。
> 最新式霧吹きマシーンをテストする地元の少年消防士と
手伝いするむじなを発見したので記録。



湯治部【館岩♨ロケ'07】。
奥塩原の例の【池】で
新緑を撮った時らしい。
杉の素材を探すためロケ記録を
メーリングで探していたら…
この2人の写真を見ながら
クオレ物語をなぜか思い浮かべた。
そばのうまい峠の茶屋の少し前。
この場所を見つけたのは
あの【レガシー♨ロケ】の頃。
あれから何度寄って撮ったことか。








2010年4月26日月曜日

第十五夜[北へゆくかな]

館岩地区/水引



にしへゆく雲にのりなんとおもふ身の心ばかりはきたへゆくかな 
                         和泉式部
いざゆかん俺のマントにそして雪は大高源吾の肩にも降った
                         福島泰樹

第十四夜[ひとを恋うるも]

第十四夜[ひとを恋うるも]



あはれあはれ哀れ哀れとあはれあはれあはれ いかなる人をいふらん 
                           和泉式部

もの乞うもひとを恋うるも膝を折るくやし一期のその繰り返し
                           福島泰樹

2010年4月25日日曜日

第十三夜[君はわが身の]

南郷地区/伊南川 館岩地区/湯の花六地蔵 真冬と初夏



いとどしく物ぞかなしきさだめなき君はわが身のかぎりと思ふに 
                         和泉式部

ゆく人を羽撃く鳥をさみしめばあわれ雪降ることもなかりき
                         福島泰樹

第十二夜[酒をくだされ]

南郷地区



吹雪せり窓の外にもこころにも愛しておるよ酒をくだされ
                        福島泰樹
とどめたる心はなくていつしかと雪のうえなるあとをみしかな
                        和泉式部

第十一夜[君きてとはば]

館岩地区/前沢曲り家集落



待ちわびてゆくへもしらずなりにきと君きてとはばとくとこたへよ 
                          和泉式部
北側に向きたる窓がさびしげに笑むことはなき 旅をせぬかと
                          福島泰樹

第十夜[ささやきて]

館岩地区/湯の花六地蔵・雷神の森



忘らるるうき身ひとつにあらずともなべての人にいはぬことごと 
                      和泉式部
囁きてなにかは哀しましろなる口先三寸先の耳朶
                      福島泰樹

第九夜[なにも願わず]

館岩地区/湯の花六地蔵



なぐさむるきみもありとはおもへども なお 夕ぐれは物ぞ悲しき 
                          和泉式部

なにも語らずなにも願わずわれとわが貧しき夢と君のほかには
                          福島泰樹

第八夜[君ひとりかな]

館岩地区/湯の花六地蔵周辺



昨日今日ゆきあう人はおほかれどみまくほしきは君ひとりかな 
                          和泉式部
うばうことのみをもとめるわれのためいたわり深く目を閉じるのか
                          福島泰樹

第七夜[夏の鴬]

館岩地区/湯丿岐川+水引集落・前沢集落



われが名は花ぬすびととたたばたて ただ一枝は折りてかへらむ 
                         和泉式部
いとわんと想う言葉を投げかけて盗んで来たる夏の鴬
                         福島泰樹

第六夜[望郷]

館岩地区/湯の花六地蔵・前沢集落



山里のぬしにしられでをる人は花をも名をもおしまざりけり 
                           和泉式部
望郷のこころはあまくくるしきを流れようどこまでも雲と水 われも
                           福島泰樹

第五夜[想うことあり]

南郷地区/伊南川



ことわりに落ちし涙はながれてのうきなをすすぐ水とならなむ 
                        和泉式部
あじさいを水に沈めて想うことあり水底の星にあらねど
                        福島泰樹

第四夜[君に告ぐ]

 館岩地区/湯の花六地蔵・雷神の森



君に告ぐ五月芍薬今生の苦しい恋をしておったのだ 
                         福島泰樹
こひてなく涙にかげはみえたるをなかがはまでもなにかわたらん
                         和泉式部



第三夜[こひといふ色]

 桧枝岐川(伊南川)

第二夜[眺めくれつつ]

  桧枝岐村/ブナ原生林


さみだれは物おもふ事ぞまさりける眺めのうちに眺めくれつつ
                                                                              和泉式部
かんかんと林に入りて打ちおろす斧はひもじき男のこころ
                        福島泰樹



第一夜[花咲く里や]

館岩地区/湯の花六地蔵・雷神の森




一睡もせずに思念をめぐらせてまたゆく夏に巡り合いたる
                                                                        福島泰樹
ときは山 春はみどりになりぬるを花咲く里や君は恋しき
                      和泉式部

2010年4月24日土曜日

春は名のみの…


春宵。19:13
上弦から2日目の宵月を観る。

蒲田松竹撮影所跡の公園で
古い携帯photoで記録。


外気温12℃。風力ゼロ。曇り。
紅ハナミズキごしの朧月。
頭の芯が痛くなるような冷気。
穀雨。
とはいえ
身を切る寒さが続いてる。

水の消息。

2010 04/22 21:22のウエブメモ
カフェクリエ。奥の喫煙席からも外の雨足の強さと寒々とした“氷雨”の気配が伝わってくる。T・ジェファーソン・パーカー著 【嵐を走る者】七搦理美子訳 早川文庫を読んでいたら、こんな一節に出会えた。悪くない夕だな、と。戻って書き写す。


「雨音って地球上でもっともうつくしい音ね」
とフランキーは言った。
「そう思わない?」
「チェット・アトキンズにはかなわないけどな」
とテッドは答えた。
「わたしは雨がここに降るまでの時間を考えるのが好きよ」
とフランキーは言った。
「水が何億年も前から循環しているのは知っているでしょう?
今、わたしたちにあたった水の分子は、
数百年前に大西洋から蒸発し、
その数千年後に雨となって
エチオピアのブルーナイル川に流れ込み、
エジプトへ運ばれる途中で地面にしみこんだ。
そしてどこかの村の井戸水となり、
誰かの手で大麦畑にまかれた。
そこでまた蒸発して
タイのバンコック上空に停滞している前線まで運ばれ、
雨となって南シナ海に降りそそいだ。
そこから北回帰線にそって
北太平洋まで移動して海流の一部となり、
数百万年後に北西の貿易風に押し流されて
カリフォルニア沿岸までやってきた。
わたしたちの小さな分子は
そこで海面から上昇して核となる粒子を見つけ、
雨滴となってトラックの荷台の上に寝そべっている
犬の上に落ちたというわけ」
雨音以外、何も聞こえなくなった。

2010年4月19日月曜日

相聞'10“うつくしま”篇進行中。2010.4.18














第一夜から十五夜まで。
南会津篇とし
館岩をベースに撮った
初夏、盛夏、冬のHD900素材で構成


プロローグに
うつくしま未来博“ジ アース”で【森のひと】をプロデュースした
彫刻家・安藤栄作さんの童話「森のひと」を抄録


ある時、宇宙の神様が命の笛を吹いた。
神様はその音が大好きで、
とても幸せな気持ちになった。
その響きは虹色に輝き、
ゆっくりと宇宙に広がっていった。
大河の流れのように、
大海原をいく波のうねりのように、
その音はゆったりと、ゆらいで、
真暗な世界に幾筋もの光を引いた。
遠くまで旅を続けた青い色の音が、
宇宙のかたすみで青く光る星になった。
そして、青い魂を持った


精霊たちが生まれた。
空は澄んだ心のように青く、吹く風は、
吹く風は、子にふれる
母親の手のように草原を渡った。
鳥は光の子のように羽ばたき、
魚は天の川のように泳いだ。
大地は精霊たちの祝福の歌で揺れていた。
  “森のひと” 彫刻家 安藤栄作