2009年8月14日金曜日

ともすれば月澄む空にあくがるる心のはてを知るよしもがな


No.12は十二夜月とする。
[天然の日本/光]の5曲目を使用。
夏至から十日後の月。場所は渡良瀬遊水池。

 
  ともすれば澄んだ月のかかっている空にあこがれ
  出てゆく心であるが、その行きつく先を知りたいものだ。 
               新潮日本古典集成『山家集』

知りたくもなし知るほかはなし
と真崎守は[死春記]で書いた。
なお、和泉式部は
  物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂とぞ見る
と、詠んだ。ま、西行の勝ち。だいいちおぼえやすい*^_^*






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