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再開。
新しい素材からとも思ったが、気合いを漲らせるために情から入る。
素材撮影:田沢湖畔トンボのホテル
仮あて音源:1991光の日本エンディング前半
タイトルは福島さんの
「たったひとりの女のために赤々と灯しつづけてきたるカンテラ」
から借用。
どこにでもある見逃せばただ過ぎていくだけの光景が
ふと気づいてみれば、
その一瞬だけ存在する幻の女のように思えることもある。
ただの海じゃん。ふつーの空じゃん。夕日じゃん…
その通りなのだ。すべてはただの風景で
すべてはただの女で男で
いとしいひとでものでことでも、ある。
意味など、どこにもない。
そして意味は無限に、存在する。
表現されるるモノは
いつどんなときでも弱った心や痛んだ魂のためにだけ有用である。
明るく元気でなに不自由なく不安も抱えずに生きているとき
表現されるものは、ことごとく無用である。
想像は、不要である。ただひたすら生きることを愉しめばいい。
と、ぼくは思います。
Japanesqueって何?
という問いに、答えるとすればそういうことかな。
ちなみに福島さんはこんな歌も書いている。
「風孕み落ちゆくまでの一瞬をわれらはわれを愛すほかなく」風に献ずより
以下引用++++++++++++++++++++++++++++++++
件名: [yumekoujou:00075] 第1回目のロケハン / ロケ報告
送信日時: 2004年 8月 4日 水曜日 0:28 AM
差出人: Toru Mashiko
成功を確信しつつ、ロケハン/ロケぶじに戻りました。
一昨日、炎天下の川に入って撮影するスタッフの下流で
素裸になり水ごりをしロケ成功祈願をひとり敢行した、マシコです。
(じつは、あまりの暑さというか熱さに水浴びをしていた。
二十年ぶりぐらいかな、川泳ぎをしたのは)
本番は9日に東京を出発。10日、11日、12日と決定しました。
素晴らしいシーンになると思います。
なお1日から3日までのロケハン/ロケでは
深山に昇る満月と山間の湖に浮かぶ十六夜の月、ニケ
山頂と湖の夕日と夕焼け、ニケ
見たらそこで泳ぎたくなるような美しい流れの川、数ヶ
見たらそこでこころとカラダを休めたくなるような森の湖畔、一ヶ
思わず吸い込まれそうになるふしぎな水の流れ、数ヶ
「夏ッ!」と叫びたくなるような緑の草原と真っ青な空と白い雲 数ヶ
背丈より高い葭原を吹きすぎる夏の風と夏雲の影、一ヶ
…など、
「おっ、これぞまさしく夏休み」と膝を打ちたくなるような
愛と正義に満ちた凛々しい「日本の夏休み」原風景を映像に収めました。
この正調・日本の夏が、
どんなふうに作品に取り入れられていくことになるか
お盆前には、最初の答えが出るはず。
制作スタッフは、9日の東京出発に向けて
さっそく明日から準備に入りますので、お盆休み明けの
吉報第1弾をお楽しみに…
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