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撮影場所:玉原高原ブナ平
2006.6.21夏至撮影
以下http://ja.wikipedia.org/wiki/蝉より引用
西日本と東日本、低地と山地、都市部と森林では生息するセミがちがう。また、南西諸島や小笠原諸島にはそれぞれ固有種が生息しており、日本本土のものと似ていても鳴き声などがちがう。全部で30種あまりが知られているが、チッチゼミCicadetta radiatorエゾチッチゼミCicadetta yezoensisクロイワゼミBaeturia kuroiwaeの3種はチッチゼミ亜科Tibicininae、それ以外はセミ亜科Cicadoidaeに属する。なお、鳴き声は文字で表現するのが難しく、同じ種類でも人によって聞きなしが異なることに注意。
ハルゼミ Terpnosia vacua
翅端まで3.5cmほどのセミで、マツ林にすむ。名のとおり成虫は4月中旬ころから入梅のころまでに発生する。ゆっくりと「ジーッ・ジーッ…」と鳴く。
ヒメハルゼミ Euterpnosia chibensis
翅端まで3.5cmほどのセミで、西日本の照葉樹林に分布する。オスは「ギーオ、ギーオ…」と鳴くが、集団で一斉に鳴く習性がある。
イワサキクサゼミ Mogannia minuta
翅端まで2cmほどしかなく、鳴くセミとしては日本最小。沖縄本島から八重山諸島にかけて分布する。成虫はサトウキビ畑やススキの茂みに発生し、4月ころには「ジー」と鳴き始める。サトウキビの害虫である。
ニイニイゼミ Platypleura kaempferi
翅端まで3-4cmほどの小型のセミ。翅と体は褐色のまだらもようで、からだにうすく粉を吹く。他のセミより一足早く、6月下旬には成虫が発生する。サクラの木に多い。ぬけがらは他のものより小さくて丸っこく、全身に泥をかぶっているので他の種類と区別できる。
ヒグラシ Tanna japonensis
翅端まで4.5-5cmほどで、ツクツクボウシよりすこし大きく、からだは茶色っぽい。ニイニイゼミと同じく6月下旬には鳴き始める。ヒノキやスギの林に生息し、朝夕の薄暗い時間帯に「カナカナカナ…」という高い美しい声で鳴く。なおこのセミの寄生虫としてセミヤドリガがあり、成虫の腹に綿くずに包まれたようなウジ虫型のガの幼虫が1匹~数匹くっついていることがある。
ツクツクボウシ Meimuna opalifera
翅端まで4.5cmほど。ヒグラシより小さく、からだは緑と黒のもようがある。ヒノキやクヌギ、カキ、アカメガシワなどいろいろな木に止まる。夏の終わりごろによく鳴くようになり、宿題に追われる子どもたちのBGMとなる。名前通りの「ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!…」という鳴き声はよく知られているが、鳴いているオスのそばで別のオスが「ジイイイイ!」という声を挙げていることもある。
ミンミンゼミ Oncotympana maculaticollis
翅端まで6cmほどで、アブラゼミと同じくらいの大きさ。体は緑と黒のしま模様で翅は透明。東日本では平地の森林に生息するが、西日本ではやや標高が高い山地に生息している。「ミーンミンミンミンミー…」という鳴き声はよく知られている。
エゾゼミ Tibicen japonicus
翅端まで7cmほどあり、クマゼミと同じくらい大型のセミ。木の幹に逆さまにとまる。鳴き声は「ギー」と聞こえる。エゾゼミはマツ、スギなどの林に生息するが、似ているコエゾゼミ Tibicen bihamatusやアカエゾゼミ Tibicen flammatusはブナ林に生息している。
アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata
翅端まで6cmほどある中型のセミ。ふつうセミの翅は透明だが、このセミは不透明な褐色である。特に集まる木はなくいろいろな木に止まり、都市公園などにもよく生息する。午後の日が傾きかけた時間帯によく鳴き、「ジジジジジ…」という鳴き声は夏の暑さを増幅するような響きがある。
クマゼミ Cryptotympana fucialis
翅端まで7cmほどもある大型のセミ。おもに西日本の平地に分布するが、近年は東日本でも分布を広げており、地球温暖化の影響ともいわれている。からだは黒く、頭部と胸部が幅広い。朝や雨上がりの日差しが強くなる時間帯に腹をふるわせながら「シャンシャンシャンシャン…」と大声で鳴く。
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