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2006.4.23荒編 no.06/17
place;舘岩村湯の花
digitalHD-F900テスト撮影素材 2001.8.5満月
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“紫苑”から
「月光」「月の谷」の2曲を仮あてし
月光、解禁とする。4年と8ヶ月が過ぎた。
2001年8月のウエブメモからロケ前後を引用*******************************
●2001 08/02 22:12 呼べど応えぬ人はありたり
ぶらぶらと散歩。駅ビルのvirginに行く。ブラジル、レゲエ、古いもの、適当に10枚ばかり買って帰った。ほんとうは探したかった一枚があったのだが、「革命の歌を集めた静かで美しいアルバム」だけではレジの女の人に探してもらいようもなく、その人の細い美しい指の動きに見とれていた。10枚あったからたっぷりと眺められ、得をした気分になったが、顔が合って赤らめさせてしまったのはちょっとな。これでしばらくはあの店で買いにくくなった。むかしよく行ったコーヒー店に寄って、数カ国語のホステスたちのおしゃべりを耳にしながらライナーノートを読んだ。
ネットで5日の福島ロケの候補地を探すか。大印刷展の資料を読み始めるか、木の家にちなんだ話でも読むか、それともまた「近松心中」の世界にふけるか、眠気はあるが眠る気にもなれない。待っている動きは一切なし。あっちもこっちも、まるで黙殺されているようで奇妙だ。放り出せ、そういうことなのか。わからねえ。
かなしみは葉月八月刀(たち)を振りばんらばらんと骨を鳴らすも
呼べど応えぬ人はありたり夕風のさわさわとして咽喉(のみど)もえるを
《晩秋挽歌》福島泰樹 より
福島さんに会いにいこうか。
●2001 08/07 17:55 成就せり。
舘岩村の暗やみで満月撮影作戦を成功させている間に、ひと動きあったたようだ。今夕、オフィスの留守電に二件の時間いっぱいのメッセージ。連絡をとり伝言役と話す。ひとまず思いは届いたことを確認。H問題の所在についても言質をとれた。これで破魔矢は届いた。
昨日、舘岩村の水引神社の扉を押し開いたときに、置かれていた古い弓と破魔矢を手に取り、むじな森の方角に狙いをつけた。御利益はさっそくあったようだ。亡き五十嵐の苦笑いが見える。あの満月の月光の異常さは夢じゃなかった。
●2001 08/08 12:32 Black eyed Susan
ロケの最後に南郷村で夕空を撮っていたときに見つけた黄色い花の名を夏苅さんが調べてくれた。学名はつまらんが、俗にBlack eyed Susanと呼ばれているとか。10年前のレガシー東北ロケで八幡平の松尾銅山跡地の廃坑近くで撮影したものと同じ花。昼の光ではなく落ちる寸前の夕日によく映える花だった。こんども同様に夕方。ちよっと不思議な魅力を備えている。朝の紫露草と夕のBlack eyed Susan。なかなかのものである。
1 件のコメント:
ser・e・nade /sèrənéıd,
夜、恋人の窓辺などで歌い、または奏でられた愛の歌。
のち演奏会用の歌曲、器楽曲に発達。小夜曲。夜曲。
(C)小学館国語大辞典
夜,恋人の部屋の窓の下で歌ったり,
弾いたりする甘く美しい曲。
一八世紀に発達した器楽形式の一。
管楽・弦楽・小管弦楽のための,
娯楽的・祝典的性格の多楽章から成る組曲。
小夜曲。夜曲。セレナーデ。
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