北方の水滸伝続篇「楊令伝 」の最終巻vol15が出ているのは
知っていたけど、ためらっていた。「sunset慰藉と再生」をテーマにしたのも
どこかで重なるものがあったのだと思う。
北方が、ほんとうのところどんな決着をつけるのか未読で悶々としても
ま、しかたないけど。テーマがテーマだけにせつない。
水滸伝19巻。揚令伝15巻。北方水滸伝正続34巻。
司馬のケレンをはるかに越えたと、おれは思う。
幕末も明治もどうでもいい
まだ流れている血が乾いていない現在こそ。
北方的、全共闘の総括の書。
それが水滸伝という幻影を得ることで
誰も書かなかった、いや書けなかった【あの時代とその後】を構築。
こころして、ページを開きたい。
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