【月series】vol.4は
立冬の十三夜、昼の月
昨22日昼過ぎ
1週間ぶりで電話を受け入れてくれた。
声は力強く、いつもの彼と同じだった。
はやく復帰しろよと言うとわかりましたと短く。
電話を切ってから
お悔やみを伝えていなかったことに気づいた。
彼に、状態を告げられたのが一カ月あまり前。
もうまわりに伝えるべきだと話したのが十日あまり前。
仕事が助けや救いになるとは
まったく思わないけど
まぎらしてやれたらと、
それだけを今はおもう。
一週間。
おれにとっても激動、ではあった。
この時間を記しておくために
18日に撮った十三夜昼の月を第四夜とする。
彼が
妻と告別した日の月であることを
あらためて書いておきたい。
ひとは想いによって生き
想いによって泣き
想いによって笑い
想いによって死に
そしてまた想いによって
再び生きていく
おれはそう思う。そう思いたい。
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