2010年11月25日木曜日

27日用ホットワイン第2弾【未来ササヤンカ村へ】11.25夕

 From: 益子自宅
Date: Thu, 25 Nov 2010 19:00:13
To: 夢工場ml東京WG, 湯治部07
Subject: [yumekoujou:03241] 27日湖上ロケチームへ


ハローグッド・バイ番外篇その2「未来ササヤンカ村へ」
http://www.youtube.com/watch?v=sQ04wDPPKOM

明後日の湖上終日ロケは
ほんとに寒くなりそうなので
暖をとるためにもう一本追加しておきます。

                                                                 2010.11.25夕 T.M

すべての人々のこころに「踏み出せ」と告げている

From: 益子自宅
Date: Thu, 25 Nov 2010 01:47:23
To: 湯治部07
Subject: 撮影スタッフ諸君。では、行くぜ



ハローグッド・バイ番外篇11 .25
http://www.youtube.com/watch?v=JJmqdSNn3SI


撮影チームのみなさん

小雪。
いよいよ冬の撮影がスタートします。
兵庫、北陸、東北でのロケとは別に、
お話していた「灯ともしごろ」
つまり「あっ、家にかえりたい」とモノゴコロがつく
誰の人生にもあるスィートタイムの
撮影にとりかかることになります。

湯治部は、発足?いらい
「夕ぐれ」を気まぐれに撮ってきましたが
その集大成ともいえる冬の夕暮れに、挑みます。

いくつかの夕暮れシーンは
みなさんと撮ってきた素材を使いますが
ここ数週間の、冬ならではの凛とした空気にみちた
胸の底まで染み入るような夕景シーンを
どれだけ手に入れられるか、昂ぶっています。

どこで何をどう撮るか
どんなシーンがぼくたちの胸に

「あっ、帰りたい」というコトバを 
呼び起こすことになるのか

27日の亀山湖ロケの湖上のボートで
暮れていく秋を惜しみつつ策を練りたい。

酷寒の一日となるでしょうから
せめて今のうちに暖をとってもらいたく
ハロー、グッド・バイシリーズの番外篇をつくりました。

たぶん、帰りたいと思う、その場所は
栗駒村の詩人佐々木洋一がうたう
「未来ササヤンカ村」に、あるはず。
佐々木が描く、ポッポイの汽車に乗って行った
その先にある「家」。
このあいだから仮あてしてきた手嶌葵の
「家族の風景byサリーガーデン」が聴こえてくる、
  
その場所。
そこに帰っていくための、道しるべとなるはずの夕暮れ。

どう、こころおどるでしょ?
いよいよ、いくよ。
いっきに、攻めるよ。

あざやかな端緒を切るために
あえて最初の撮影を
冬の湖上の終日スタンバイとします。
たまびえから、はじめたい(笑)。

で、景気づけのホットワインをご提供。
摂氏40℃近い夏の、わきあがる夏雲と
日本の原風景のようなやさしくおだやかな夕暮れ。

若草山の、あの、夕の時間に
佐々木洋一の未来ササヤンカ村をあててみた。
手もとのボジョレーヌーボーをやりながら
明日と明後日の二日間、
こころと身体をあたため、そして
おもうぞんぷん昂ぶらせておいていただきたい。

では27日土曜日朝6時30分
東京駅オアゾ前のいつもの場所で再見。

2010.11.25 未明 T.M


2010年11月24日水曜日

記憶と記録11.24夕



> From: 益子自宅 
> Date: Wed, 24 Nov 2010 15:57:54 
> To: 湯治部各位
> Subject: 堪能させていただきました!
> 
> と、原さんからのメールが今朝。
> 
> 16日から19日までの4日連続の撮影
> 雪以外のすべての天気を体験した
> 湯治部らしい4日間となりましたが
> じぶんたちがおもしろがれて
> クライアントも喜んでくれた
> というまことに
> 勤労感謝の日にピリオッドを打つにふさわしい
> 1週間になりました。
> いつものみなさんの「強運」に加え
> この4日間は、相馬さんへのエールでもありました。
> 
> 相馬さんの携帯メールを受け取って10分後に
> 夢工場で撮影中のみなさんに電話。
> 最初に伝えたのは
> 撮影がうまくいっていると
> 大はしゃぎしている田中部長。
> その瞬間、彼は、コトバを失った。
> 田中さんの絶句で、ぼくの中の何かが変わった。
> 電話を切って、しばらく動けなかった。
> 
> 次の17日。
> 氷雨の中で、撮了し撤収中に
> 原さんが
> 「相馬さんのためにも最高の映像を撮りましょうね」
> とつぶやいた。原さんは3日前から
> 熱と咳とノドの痛みでひどい状態だった。
> うるんだような目でそう言われたとき
> 仕事も、続けていると悪かねえな、
> と涙がこぼれそうになった。
> で、結果は、ご覧のとおり。
> いつものようでも
> いつも以上でもある湯治部スタイルで終始。
> 
> 広告という請負仕事の性格上
> 依頼主は、「とのさま」であります。
> その殿様が「あっぱれであった」と褒めてくれた。
> 厳密には、「とのさま」ではなく「おひめさま」だけど。
> この原さんのメールを、今回は相馬さんに捧げたい。
> 湯治部からの弔辞、献杯と、したい。
> 彼の意思でなぐさめに行くことはかなわなかったけど
> その口惜しさと哀しみに、献杯します。
> 
> みなさんも
> それぞれの時間の長さとかかわりの濃淡にあわせ
> 献杯をたのみます。
> ぼくはきのう、コンビニで買っといた
> ボジョレーヌーボーで献杯しました。
> 
> PS
> 原さんが「スーパーそうまムービー」
>の話しを19日にぽつんと。
> 渡辺と探したけどどこに載せたのか、
>しまってあるのか現時点で不明。
> もし、だれか保存してあったり、
>ウェブアドレスがわかったら
> ぜひマシコまでご一報を。
> 
>> From: 原さん自宅 
>> Date: Wed, 24 Nov 2010 07:17:23 
>> To: 益子自宅 
>> Subject: Re: もう、小雪、ですね。 
>> 
>> ましこさま
>> 
>> 佐野編A/B、四季編、Over the rainbow篇、
>堪能させていただきました!
>> うーん、そのまま皆に見てもらいたいほどいいですね。
>> 夢のような時間。
>> 
>> 私は昨日まで養生し、
>なんとか風邪をやっつけた感じです。
>> 今日からまた寒く。
>> 益子さんも気をつけて下さいね。
>> 
> 
>> From: "相馬携帯" 
>> Date: Fri, 19 Nov 2010 20:18 
>> To: 益子携帯
>> Subject: 無題
>> 
>> 田舎の菩堤寺で葬儀を終え戻ってきました。
>> 亡くなった上さんと向き合っていようと決めたので連絡
>> しませんでした。すいませんでした。
>> 失ったものの大きさを改めて知り悔し涙を流しました。
>> 同時に人の気持の暖かさも知りました。
>> なんどもなんどめ激励の言葉をかけていただき、
>> 撮影の戦果を報告してもらって嬉しい涙も流しました。
>> この気持は心の底に大切にしまって置こうと思います。
>> ありがとうございました。


想いをこめて。第四夜は、立冬十三夜【昼の月】





【月series】vol.4は

立冬の十三夜、昼の月




昨22日昼過ぎ

1週間ぶりで電話を受け入れてくれた。

声は力強く、いつもの彼と同じだった。

はやく復帰しろよと言うとわかりましたと短く。

電話を切ってから

お悔やみを伝えていなかったことに気づいた。

彼に、状態を告げられたのが一カ月あまり前。

もうまわりに伝えるべきだと話したのが十日あまり前。


仕事が助けや救いになるとは

まったく思わないけど

まぎらしてやれたらと、

それだけを今はおもう。


一週間。

おれにとっても激動、ではあった。

この時間を記しておくために

18日に撮った十三夜昼の月を第四夜とする。

彼が

妻と告別した日の月であることを

あらためて書いておきたい。


ひとは想いによって生き

想いによって泣き

想いによって笑い

想いによって死に


そしてまた想いによって

再び生きていく

おれはそう思う。そう思いたい。






2010年11月23日火曜日

もう、小雪、ですね。11.23夕




16日に撮った夢工場の秋景色とイルミネーションに
18日に佐野で撮った昼の十三夜月
19日に志木で撮った宵の十四夜月を重ねました。

勤労感謝の日/秋の収穫の日々を祝い、みなさまへ。


その夢の彼方に。11 .23



小雪 (しょうせつ) 11/22頃から2週間
太陽視黄経 240 度
冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。
木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。
/暦のページより









2010年11月17日水曜日

きちがい御神籤

古河の秋素材をさっと見るつもりだったけど
ローポジで撮った落葉に釘付け。
スロースピードを変えながら、軽くつなぐ。
high-speedカメラ持って生かせりゃよかった。
【葉っぱのフレディ】のリアルムービー。
30秒かけて数メートルを舞い落ちてくる一枚の枯れ葉。
1shotmovie。たとえば【最後の一葉】とか。


風は、どんな軌跡を描かせるのか。
風の道が視える1カット。
【天然のニッポン】の風seriesに
minimalismの【風】集。
たとえば枯れ葉
タンポポの綿毛
ススキの胞子
椿の落花
桜
……


いずれも30秒1シーン motion/picture30"series
コトバと組み合わせる?
形容詞。動詞ではない。

30"×20 10分
30"×30 15分
30"×40 20分

10分だろうな。
おみくじスタイル。
ランダム再生。
谷川俊太郎“きちがい御神籤”1990発売のCD
(三菱電機三部作vol.1)


2010年11月16日火曜日

立秋の十五夜【月光】

タイトルをクリック⤴ムービー再生




【月series】vol.3は

立秋の満月月光






1時過ぎに携帯にメール。
コトバを失った。

昨日の午後3時に彼と話した記録有り。
そのときは、
急展開した今日の古河撮影を祝いあい
いよいよ始まるな、と笑いあった。
そして明日の朝、東京駅北口。
ロケバスで会おうと話した。

かなりよくないと聞いてはいた。
でも、その日がこんなに早く来るとは。
彼も、想像していなかった
いやすまいとしていたのだと思う。

かけるコトバもなく
時間が半日すぎた。

10年前の夏。彼の尽力もあり実現した
HD900テスト撮影の【月光】を
月シリーズの第三夜としてつなぐ。
音楽を菊池雅志さんの「紫苑」から
【月光】を借り、あてる。
最後に今日の日付と
古い短歌を二首、はじめと終わりに添えた。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
 風の音にぞおどろかれぬる」

「ともすれば月澄む空に憧れる
心の涯を知るよしもがな」

H.Sに献上、と記した。

子のいない彼にとって、
今日の痛切が耐えられるのか
それだけが気にかかる。

2010.11.16 夜 T.M






   
   > From: 益子自宅 
   > Date: Tue, 07 Aug 2001 05:17:37
   > To: 湯治部 通信 
   > Subject: [tojibu:00174] リスタート
   
   

   益子です。
   本格的なライブラリーロケとしてはじめての試みは
   天気にも恵まれ、きわめて満足のいくものとなりました。

   相馬プロデューサーのご英断に敬意を捧げます。
   踏み切る勇気があれば、成果は思いのままです。
   計算づくではあの映像はものにできなかった。
   日常の仕事と超える仕事をきちんと分けられたこと
   つまり「遠くまで行くんだ」という瞬間だったわけです。
   5日の出来事は夢でも幻でもない。
   ああいう時間を生み出せるのは才能を超えた何かだけ。
   相馬さんにはその何かが備わっていることが立証されたね。
   ぼくはあの夜の出来事が相馬さんの名の元に遂行された以上、
   プロデューサーとしての相馬さんの力を最大級に評価します。
   以後は、すべて相馬さんの指示にしたがうことを言明します。
   がんばれ。あんたが大将だよ。

   夏苅さんの大奮闘に感謝を捧げます。
   あの酷熱の午後によく気を失わずに頑張った。
   ああいう無謀な仕事の進め方は以後控えますが、
   音を上げずに君が進行してくれたおかげで
   なんとかぶじに最後までやりきることができた。
   でも、いつでも音を上げていいよ。
   たかが仕事なんだから、まずは自分第一。
   そのうえで今日の午後のような頑張りもあればなおよし。
   男でも女でも凛々しさがいちばんだ。
   きみは、凛々しかった。おつかれさまでした。
   おかげで素晴らしい愉しい時間と成果があった。
   冷たい飲み物を両腕にかかえて坂道を走ってくるきみの愛が
   倉持さんや長岡くんのもう一踏ん張りを生んだ。
   愛は想像力。想い描く力だ。
   想像力だけがこんどのような奇蹟の時間をもたらしてくれる。

   倉持さんをはじめ撮影部のみなさんには何も言うことなし。
   湯治部らしいみごとな遊びぶり、いや仕事ぶりだった。
   細部にこそ神は宿る。自然もまた細部にこそすべてがある。
   ほとんどのカメラマンはこの細部をとりちがえ
   単なるミニマリズムのお化けになるけど、
   愛と想像力を持つ才能だけが、その境界を越えていく。
   十年以上に渡る倉持さんとの仕事を通して、
   ぼくはそのことを教えられてきた。
   こんどの南会津ロケであらためてそのことを痛感しました。
   花一輪、水面のさざなみひとつで、
   これほど魂を揺り動かすカメラマンをぼくは知りません。
   人もモノも自然も、
   これほど愛情あふれる映像をつくれるカメラマンを
   ぼくは知りません。
   あの年齢でどうして作為を越えて表現できるのか、
   不思議でならない。
   広告がつまらないのは、
   すべてこの作為を越えきれないところにある。
   時に越えた表現者の仕事だけが後世には残るけど。

   畑からとうもろこしをとってきてゆで、チーズケーキを焼き
   冷たい氷水と大広間での昼寝を供してくれる宿、というのも
   またこんどの仕事にふさわしい不思議な存在だった。
   あれがホスピタリティの原点だよ。旅籠の原点。
   対価なしであのホスピタリティを引きだしたのはもちろん
   みなさんが前夜と早朝に見せた真摯な仕事ぶり。
   共感がうまれちゃうんだよな、ああいうときには。
   どっかで何かを越えちゃうんだよ。
   畳の上で蝉しぐれを枕に大の字になっている諸君を見て
   ぼくは今年いちばん幸福な気持ちになれました。

   まことにひさしぶりに湯治部の湯治部たる仕事ぶりに接し
   感無量であります。やっと帰還できた気がしています。

   メーリングなので意味がよくわからない方もあろうが
   ま、なんだかマシコはこんな気分であるらしいと
   ご理解ください。

   生まれてはじめてオニヤンマの孵化を目撃し
   ややハイになったかな。

   2001.8.7 立秋 リスタート記念  益子 透
   







春の十五夜【朧月】

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【月series】vol.2は

十五夜の朧月


春の夜は寂しき極みわが胸の闇のピアノが…福島泰樹

その、春の夜の朧満月である。

仮あては菊池雅志氏の「彼方」紫苑より

無許可だが笑って許してくれるだろう



2010年11月14日日曜日

【月series】vol.1 十二夜の昼月

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【月series】vol.1は
十二夜の昼月

その世界は
とらえどころのない姿の比喩から
はじめたい。


次は、やっぱり【月】か、な?

kenichiromogi 
月はいつでもどこでもいい。
見えないときも月はいい。
幼稚園のとき、ともだちと遊んでいて
ふと思い出す母親みたいなもんかな。