2006年4月26日水曜日

第20弾荒編 夏の風韻 '06/20

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.25荒編 no.06/20
place;岩手小岩井の薄暮/福島館岩湯の花の月の出
月の出に菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“:月光”を仮あて

2006年4月24日月曜日

第19弾荒編 ひなたみず '06/19

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.24荒編 no.06/19
place;舘岩村湯の花/前沢曲がり家集落
digitalHD-F900テスト撮影素材 

正しくは夏のひざしに温められたぬるい水を言うが
ここでは“ひざかり”として仮題とした。


  

第18弾荒編 ながれ '06/18

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.24荒編 no.06/18
place;塩原不動滝/舘岩村湯の花
digitalHD-F900テスト撮影素材 
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“光の日本”から2曲を仮あて

2006年4月23日日曜日

第17弾荒編 Serenade '06/17

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.23荒編 no.06/17
place;舘岩村湯の花

digitalHD-F900テスト撮影素材 2001.8.5満月
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“紫苑”から
「月光」「月の谷」の2曲を仮あてし
月光、解禁とする。4年と8ヶ月が過ぎた。


2001年8月のウエブメモからロケ前後を引用*******************************

●2001 08/02 22:12 呼べど応えぬ人はありたり

ぶらぶらと散歩。駅ビルのvirginに行く。ブラジル、レゲエ、古いもの、適当に10枚ばかり買って帰った。ほんとうは探したかった一枚があったのだが、「革命の歌を集めた静かで美しいアルバム」だけではレジの女の人に探してもらいようもなく、その人の細い美しい指の動きに見とれていた。10枚あったからたっぷりと眺められ、得をした気分になったが、顔が合って赤らめさせてしまったのはちょっとな。これでしばらくはあの店で買いにくくなった。むかしよく行ったコーヒー店に寄って、数カ国語のホステスたちのおしゃべりを耳にしながらライナーノートを読んだ。
ネットで5日の福島ロケの候補地を探すか。大印刷展の資料を読み始めるか、木の家にちなんだ話でも読むか、それともまた「近松心中」の世界にふけるか、眠気はあるが眠る気にもなれない。待っている動きは一切なし。あっちもこっちも、まるで黙殺されているようで奇妙だ。放り出せ、そういうことなのか。わからねえ。

 かなしみは葉月八月刀(たち)を振りばんらばらんと骨を鳴らすも

 呼べど応えぬ人はありたり夕風のさわさわとして咽喉(のみど)もえるを

      《晩秋挽歌》福島泰樹 より

福島さんに会いにいこうか。



●2001 08/07 17:55 成就せり。

舘岩村の暗やみで満月撮影作戦を成功させている間に、ひと動きあったたようだ。今夕、オフィスの留守電に二件の時間いっぱいのメッセージ。連絡をとり伝言役と話す。ひとまず思いは届いたことを確認。H問題の所在についても言質をとれた。これで破魔矢は届いた。
昨日、舘岩村の水引神社の扉を押し開いたときに、置かれていた古い弓と破魔矢を手に取り、むじな森の方角に狙いをつけた。御利益はさっそくあったようだ。亡き五十嵐の苦笑いが見える。あの満月の月光の異常さは夢じゃなかった。


●2001 08/08 12:32 Black eyed Susan

ロケの最後に南郷村で夕空を撮っていたときに見つけた黄色い花の名を夏苅さんが調べてくれた。学名はつまらんが、俗にBlack eyed Susanと呼ばれているとか。10年前のレガシー東北ロケで八幡平の松尾銅山跡地の廃坑近くで撮影したものと同じ花。昼の光ではなく落ちる寸前の夕日によく映える花だった。こんども同様に夕方。ちよっと不思議な魅力を備えている。朝の紫露草と夕のBlack eyed Susan。なかなかのものである。

第16弾荒編 夏の輪郭 '06/16

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.23荒編 no.06/16
place;岩手小岩井/福島館岩

昨日、渡辺が福島さん宅にうかがい
“のちのおもいに”ほかライブ原稿のコピーを預かってきた。
エッジが見えはじめたのを記念してというわけでもないが
“夏の輪郭”と名づけた一本をつないだ。
素材は主に館岩ロール。
デジタルHDF900カメラをテストした2001年8月5日と6日の
記念すべきアーカイブ第1弾。
万感の想いをこめながら、館岩ロールに手を付けた。

2006年4月15日土曜日

春宵値千金。名を吐竜。さて…

その滝の名がそうなのか、場所の名なのか
正確にはわからないが、ま、滝の名なのだろう。

竜が吐くと名づけるには、
横ひろがりなうえに常緑の水苔が自生する
なんとも穏やかとさえいえる風情の滝だ。

教えてもらったのは11年前の秋。
ちかくに別荘をもっている写真家のタッド・若松さん。
それから七、八度は撮影に行ったか。

4年前に小山と組んで
HD素材の自主撮影をしたときの素材を解禁し
今朝までの24時間で使い切った。蕩尽しきった。

ある素材を一定期間以上寝かせたうえで
いっきにとりかかるというのは、
“天然の日本”シリーズ以来のこと。

あのときは一年、寝かせた。
こんどは長いもので5年半。
吐竜素材は3年半。
犬吠埼でも2年半になる。
寝かせることに意味はない。
ただ機が熟さなかった。
そのかんに「いよいよだ」というアナウンスを
何度繰り返してきたか。
狼少年も、はや中年。
耳を貸してくれる相手もずいぶん減っていた。
digitalJapanesqueは
掛け声だけで潰えさる幻の企画になるのかと
あきらめに似た想いにとらわれる日もふえた。
いつのまにか、月を観ても
撮りたいなと思えなくなっていた。
野の花や夕日を見ても、ああいいじゃないか
としか答えない日が多くなっていった。
星もすみれもありゃしねえな
そんな気分が濃くなるいっぽうだった。
カラダの中からアタマの芯から
“おもいえがくちから”が
音を立てて消えていくような気分にひたっていた。

年末の南会津の冬ロケが、
離陸のきっかけになるまで
東京星菫派の呼びかけを発してから丸4年。

さて、
と思いはじめたときに例の問題が追い討ちをかけた。
うっとうしい時間ではありながら
この問題が結果的には後押しとなったのだ。
かかわっていくことの不毛さをあらためて思い知らされ
カラダのあちこちに埋められていたプラグが
おもしろいように音立てて引き抜かれていった。

ひとわたり消耗戦が続いたら、もう春になっていた。
そんな日に、長岡から桜だよりが届く。
その場所に立ったのが28日。
数日後の風景を想像しながら
これを撮ったら、最後の弾みになるかなと思った。
即決したのも有無を言わせなかったのも、
それだけが理由だった。

そして10日後の6日に、
その「春を」手にいれた。

「抱き返り」の水から「吐竜」まで3週間足らず。
離陸はぶじ成功。シートベルト着用のサインも消えた。
ここからはくわえタバコの水平飛行となる。
アナログではなくdigitalHDの水平飛行に。
4月15日春の宵。
記憶するかぎり、
東京の桜がいちばんながくたのしめた春の、名残の宵。
ひとり離陸を祝い、
星やすみれがぶじに空の旅を続けていくことを
せつせつと祈ったことを記しておきたい。
祝いの友は、ちかくの酒屋で名まえの良さで選んだ
シシリーワイン“CORLEONE”。
“吐竜の滝”を撮った2002年の赤。
つまみは今日届いた干しいも「いもの華」10本。
音楽はiPodで聴くタン・ドゥン&ヨーヨー・マの
“グリーン・デスティニー”。
志をコトバにのせた2001年暮れから1000回は
聴いたdigitalJapanesqueの、いわば隠れテーマ曲。
遠ざかる陸地をあるいは大地をしのびながら
祝いの小宴をたのしんでいる。春宵値千金。



さて、と書いておきたい。

「見たこともないわぃ」という
あのスーパー歌舞伎の大見得を
満天下に披露する日も近い。

さて。あ、さて。さて。さて。

第15弾荒編 鄙 '06/15

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.15荒編 no.06.15
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;小淵沢

草を刈り花を燻して一生を此処に終えろと居直りしかど 
               福島泰樹“中也断唱”

第14弾荒編 deep '06/14

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.15荒編 no.06.15
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;清里 吐竜

なにも語らずなにも願わずわれとわが貧しき夢と君のほかには 
                   福島泰樹“中也断唱”

第13弾荒編 a labyrinth '06/13

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.15荒編 no.06.13
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;清里 吐竜

飛ぶ鳥も遠くの空へむかうゆえ一生一緒に居て下さいな 
                福島泰樹“中也断唱”

4タイトル目。春だな。

2006年4月14日金曜日

第12弾荒編 spring water '06/12

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ



2006.4.14荒編 no.06.12
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“水の日本”から仮あて
place;清里 吐竜

しなやかな華奢なあなたのくちびるもゆびにもふれぬ桜降りけり 
                   福島泰樹“晩秋挽歌”

第11弾荒編 緑陰落水 '06/11

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.14荒編 no.06.11
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;清里 吐竜

たましいの飢えばかを言えハンガリア飯はまだかと聞く狂詩曲 
                    福島泰樹“風に献ず”

第10弾荒編 the source ‘06/10

☝タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.14荒編 no.06.10
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“水の日本”から仮あて
place;清里 吐竜

渓谷はかなしかりけりこれからを流れるようなひとりとなろう 
             福島泰樹“エチカ・1969年以降”



10タイトル記念というわけでもないがすずらん通りの南海へ。
高校生時代から食べつづけているカツカレーをひさしぶりに腹にいれた。んまかった。
気になる人は↓「ぷらり東京23区巡り」参照
http://blog.goo.ne.jp/waspring/e/72c6120ce5343dd27d4b95ee69027225

2006年4月13日木曜日

第9弾荒編 pure water '06/09

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.13荒編 no.06.09
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;秋田 抱き返り渓谷

望郷のこころはあまくくるしきを流れようどこまでも雲と水われも 
                    福島泰樹“春秋望郷歌”

第8弾荒編 moonlight water '06/08

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ



2006.4.13荒編 no.06.08
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“月の谷”から仮あて
place;古河の野菜畑と庭先の池

春の夜は寂しき極みわがむねの闇のピアノが鳴りいづるとも 
                    福島泰樹“中也断唱”

2006年4月12日水曜日


第7弾荒編 spring yellow '06/07

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.12荒編集
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“水の日本”から仮あて
place;幸手権現堂桜堤菜の花畑

今日一日と思いて愛でる汝が髪のいたく風吹く午后と知るまで 
                    福島泰樹“春秋望郷歌”

2006年4月11日火曜日

短歌絶叫コンサート“革命”

↑タイトルをクリックすると案内あり





10日の吉祥寺曼荼羅でさわりを目撃。
5月17日渋谷

2006年4月9日日曜日

第6弾荒編 慕情 '06/06

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ


2006.4.9荒編集
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“色の日本”から仮あて
place;幸手権現堂桜堤

げに春は驟雨とともにはじまるを咲かぬ桜よ慕情というは 
                      福島泰樹

明日10日、ひさしぶりに吉祥寺曼荼羅の絶叫コンサートに行ってみたい。

動詞'6






男と女
「風」のラストの“さよなら”の呼応のDJバージョン
中田浩二&榊原良子、青木菜な

文字は版画風手書き

日本語は、およそ200程度の動詞で流通

2006年4月4日火曜日

寺山修司 私と彼とのただならぬ関係

福島泰樹さんからのメールより******************************

  ようやくに桜花爛漫の季を迎えました。お元気でお過ごしのことと存じます。さて、下記、NHK教育テレビ「知るを楽しむ(寺山修司)」にナレーターで出演いたします。四日(火)から、四回分を吹き込みました。三輪明宏が寺山秘話を語る、緻密な構成の、なかなかの番組です。御覧いただければ、幸いです。       
 毎月十日、吉祥寺曼荼羅での月例絶叫コンサートも二十一年目を迎えました。四月には、永畑雅人、菊池雅志。バツハの名手川口慈子(ピアノ)が出演いたします。 福島泰樹

●知るを楽しむ「寺山修司 私と彼とのただならぬ関係」
一 四月四日 (火) 午後10時25分〜10時50分
二 四月十一日(火) 午後10時25分〜10時50分
三 四月十八日(火) 午後10時25分〜10時50分
四 四月25日 (火) 午後10時25分〜10時50分

2006年4月2日日曜日

第5弾荒編 sunrise '06/05

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.2/荒編集
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“光の日本”から3曲仮あて
place;千葉犬吠埼

2006年4月1日土曜日

第4弾荒編 風の消息 '06/04

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.4.1/荒編集
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“光の日本”から仮あて
place;茨城県古河/秋田県大沼

メモ;4.2 am1:00
使えそうもないなと思っていた素材が、思いがけない力感のある世界となって甦った。正直、撮影中にモニターを見ながら、これはムリだなと思い、スタッフにもそう伝えた古河の豚カツ屋・勝太郎駐車場裏の草地の映像。時間勝負のスタジオに持ち込んでいたら、まちがいなく没にしていた。一昔前のリニアでの荒編だったら、絶対にありえなかった。時間を好きなときに好きなだけ消費できたこと、プロ用ではなくアマチュア用と見なされているアプリケーションが予想をはるかに越え素晴らしい使いがってを備えていたこと。使ったのはバージョンアップしたばかりのiMovie6。PCはデスクトップがpowerMacG4とノートがpowerbookG4いずれも数世代前のマックにすぎない。この段階では当然のことながら手前みそではあるが、到達しようとしている内容に、目をみひらく思いが強い。刺激してくるのだ。刺さってくるのだ。素材の充実が、なによりの根拠ではあるのだが、プロとアマチュアのボーダーなど、もうどこにも存在していないのだと実感させられている。進化の袋小路で針千本状態となってしまった毒魚・フグの姿が、あちこちに散見しはじめた馴れきったスタッフたちのうす笑いに重なっていく。満を持したというつもりはない。ただ、状況が整わなかったことに尽きるのだ。この数日、とりかかってしまって以後、新宿はおろか古河すらも刻々と遠くなっていく。誰がどんな家族構成になろうと、どんな暮らしぶりを演じてくれようと、もうどうでもいいよ、と思いはじめている自分がいる。どうでもいいのだ。あそこには、おれがいない。どんなにごまかそうと、いられるはずもないのだ。そういうことが1本仕上げるごとにあからさまになっていく。手がけなかった、手がけられなかった、ほんとうのわけは、このあたりだったのかもしれない。いずれにせよ、“風”に指を触れてしまった。“風の息”に、頬をなぜられ、まどろみから目覚めさせられてしまった。そういう思いが強い。仮あてに菊地さんの“光の日本”に使った“子らの丘”を。風の子が笛の音に合わせかろやかに踊っているような、そんな世界をつくれたと思う。うれしい。

2006年3月31日金曜日

第3弾荒編 water dance '06/03

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.3.31荒編集
菊池雅志@東京星菫派音楽顧問の“水の日本”から2曲仮あて
place;秋田秋扇湖の湧水

第2弾荒編 summer rain '06/02

☝ タイトルをクリックすると湯治部videocastへ

2006.3.31朝
六月の雨。greenwater

2006年3月29日水曜日

朝な夕なに

 春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 
 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。
 夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。
 螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、
 ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、
 烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、
 飛び急ぐさへあはれなり。
 まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。
 日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
 冬は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。
 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、
 火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。
 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
 火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
            清少納言 枕草子

清少納言は、夜明けや朝、夕暮れや宵には風情があるが
昼間の順光の世界はたいしたことないのよ、と書いている。
Japanesqueはこれにつきるのだ。
撮影部的にいえば“斜光”の時間帯。
digital_Japanesqueシリーズは立ち上がり期は、
まったくのオリジナルとしてスタートさせるので
制約は、ゼロ。パーフェクトにゼロ。
時間枠も内容も、当面は
“つくってみたい”“みてみたい”のただ2つのことを
大前提にすすめていく。
そしてに“みたこともねぇ”ニッポンを目ざしたい。

だから
朝と夕だけですべてを切り分けることも、とうぜんあり。
ワクワクドキドキしちゃうよな。

2006年3月28日火曜日

第1弾荒編完成 summer water '06/01

☝見出しの部分をクリックすると湯治部videocastへ

たとえば夏休がはじまったばかりのよく晴れ上がった1日。気が遠くなるような“黄金の時間”が目の前に開かれていて、それはなんだか永遠につづくようにも感じ、ワクワクしながら、どう過ごそうかと考えを巡らしている間に、蝉の声に誘われいつのまにか眠ってしまった…

“夏休み”は、いつもそんなふうにして最初の数日が過ぎていった気がしている。それから土用波がたつころまでは、文字通り“黄金の時間”だった…
digital_Japanesqueをどこから切り出そうか、この数週間ずっと考えてきたけど、ふと、夏休の最初の時間はどうかな、と思った。ぼくのあなたの、そしてすべての人にとっての“黄金の時間としての夏休み”。そのはじまりの時間。

ため息をいくつもつきながらやっと自分の場所に帰った、ぼくやあなたたちが、1日の汗と埃を洗い流し、冷蔵庫からよく冷えた缶ビールを取り出す。喉ごしに落ちていく少し苦い麦の水に細胞にたまった疲労をとろかしてもらいながら、もの足りなさを感じたとする。

そんなときに、つまみがわりに、このshortmovieがあったらいい…

うまい枝豆のかわりに、あるいは柿の種といっしょになって、ぼくやあなたやすべてのひとの疲れたこころを、ほんの少しだけほぐすことができたら…

1ビア10ミニッツmovie

digital_Japanesqueseriesの第一歩を、まずここからはじめようと思う。はじめたいと考える。

なんだ、これじゃ癒されないぞぉ、という人もあろーが、これは第1弾。お楽しみはまだまだこれから。

春のうちに葉桜が残っている初夏までには
1ビア10ミニッツmovieを、とりあえず2ダース、24タイトル完成させる予定。

加速するぜよ。

    2006.3.28朝 T.M

2006年3月27日月曜日

ひとひら


この春の桜素材撮影のテーマ
佐々木洋一詩集より


さくらのひとひらが落ちてきたら
思わずそっと手のひらを出したい

さくらのひとひらが手の轍ではずかしげに身をちぢめたら
思わずそっと息を吹きかけたい

落ちてきたものよ
落とされたかも知れないものよ

ぼくの心は時々やさしくなって
ぼくの心は時々いきり立つ

さくらのひとひらが不在のように落ちてきたら
思わずアッと声を出したい

着飾ってすぐ落ちてきたのかも知れない
ぼろぼろになって落ちてきたのかも知れない
そのひとひらのために

さくらのひとひらを
手の心におさめて
心の血であたためてやりたい

はるか彼方の寒さをこえて
落ちてきたひとひらを
ひとひらのあわい存在を

2006年3月26日日曜日

風のササヤンカ村



Amazonから25日に届いた日本現代詩文庫第11巻“佐々木洋一詩集”の年表を眺めていたら1992年40歳の欄に、音楽と詩のビデオの1巻として『風のササヤンカ村』(日本コロンビア)、とあった。販売されたタイトルは正式には『風の日本』。『風のササヤンカ村』でいこうとしたが、頭の悪い担当に当たり障りのないタイトルに変更されたことを覚えている。佐々木洋一氏に送ったのは、だからスタッフ用のビデオだったと思う。その『風のササヤンカ村』が、こんなところに正式なタイトルとして記されていることが、ちよっと嬉しかった。奥付を見ると1997年5月25日とある。8年10ケ月前の今日。『風のササヤンカ村』は、そうしてみるとおよそ9年にわたって、存在し続けていたわけだ。いいタイミングで、知ったな、そう思う。